少し大人な君
「ちょっと無理をしてた」
初めて彼の弱いところを見た。いつも強がって1人でなんでもできるからってわたしに弱いところは見せてこなかった。
お酒のせいだろう。酔っ払って弱くなっちゃったんだ。そう考えると愛おしかった。
「どんな君でも受け入れるよ」
そう言って彼の目を真っ直ぐにみた。彼は少し照れて
「弱くなっちゃったなあ〜ごめんね、」
なんて言ってわたしに背を向けた。泣いてることぐらいわかってた。彼の持ってる弱いところ全部見せて欲しかった。
「本当に受け入れてくれる?」
「もちろん、全部好きだから」
そう言うと彼はこっちを向いてくれた。ああこの人なんて弱いんだろう。わたしよりも早く生まれて早くお酒も飲めるタバコも吸える。わたしより大人な君がみせる弱さ。
「そんな姿見せられたら嫌いになれない」
わたしは彼の頭をぐじゃぐしゃに撫でた。照れて笑う君が愛おしくて、これ以上何もいらない。君以外何も欲しくない。そんなことを思いながら少し大人な君を少し子供なわたしは抱きしめた。
わたしの頭の中の妄想を書かせていただきました。完全なる自己満なので温かい目で見ていただけると有難いです。もちろんお相手は(^∀^)♡
これからも載せることがあるかもしれませんが温かい目で(重要)見てくださいね〜!!